linux:kernel:namespace:more_on_user_namespaces

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名前空間の操作,その 6: ユーザ名前空間について更にもう少し

この記事では,ユーザ名前空間の先の議論を続ける.特に,ユーザ名前空間の相互作用とケーパビリティ,他の名前空間とユーザ名前空間を一緒に使う場合についてもう少し詳細に見ていく.当面は少なくとも,この記事は名前空間に関するこのシリーズのまとめとなるだろう.

それぞれのプロセスは特定のユーザ名前空間と結びついている.fork() もしくは CLONE_NEWUSER フラグのない clone() の呼び出しによって生成したプロセスは,親プロセスと同じユーザ名前空間内に存在する.もし,変更先の名前空間で CAP_SYS_ADMIN を持っている場合は,プロセスは setns() を使って存在するユーザ名前空間を変更することができる.この場合,プロセスはターゲットとなる名前空間上でフルセットのケーパビリティを得る.

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  • 最終更新: 2013/09/18 13:29
  • by tenforward